毎年5月に京都府の下鴨神社と上賀茂神社の例祭として開催されている「葵祭」。
葵祭は5月15日に開催されますが、「前義」として5月1日から様々な行事が行われます。
この記事では、葵祭の見どころである『路頭の義』や前義も含めて見どころを詳しく紹介します!
葵祭2025の見どころは?
路頭の義
今日は、京都三大祭のひとつ「葵祭」の日です!
源氏物語にも記されている京都最古の祭🪭
華やかな平安装束を身にまとった約500名、馬36頭、牛4頭、牛車2台、腰輿1基の行列が、京都御所から下鴨神社を経て上賀茂神社へ向って練り歩きます🐎京響練習場の近くの北大路橋付近から📸#葵祭 #京都 pic.twitter.com/NJFzyAsYn1
— 京都市交響楽団 City of Kyoto Symphony Orchestra (@kyotosymphony) May 15, 2024
<京都葵祭路頭の儀・上賀茂神社編>
2024.5.15撮影#京都 #葵祭 #路頭の儀 #そうだ京都行こう #京都よきかな #photography #LEICA #LeicaSL2S #SIGMA 70-200mm F2.8 DG DN OS | Sports pic.twitter.com/Q88fuHYKpJ— Jun Takeda (@man_tac) May 22, 2024
【開催時間】10:30~
【行列コース】京都御所 ⇒ 下鴨神社 ⇒ 上賀茂神社
葵祭の最大の見どころは、平安時代の華やかな装束をまとった王朝行列が都大路を練り歩く「路頭の儀」です。
行列は、総勢500人、馬36頭、牛4頭、平安時代の乗り物であった牛車(ぎっしゃ)2基、斎王代が載る腰輿(およよ)1基などその全長はおよそ1㎞近くにも及びます。
行列を大きく分けると本列と斎王代列のふたつで構成されており、下鴨・上賀茂の両社へ奉納する「御幣物」を運ぶ人や楽器を携える人や牛舎に寄り添う人など全部で23の役割に分かれています。
その中でも特に注目して見ていただきたいところを紹介します!
宮廷装束
行列の人々が着ている宮廷装束も見どころです。
行列の中で最高位をつとめる「勅使(ちょくし)」が着用するのは最も格の高い黒の束帯姿で、よく見てみると地文様があしらわれており、行列の中でも一部の装束にしか許されないものとなっています。
勅使(近衛使)
行列中の最高位者で、葵祭は本来は天皇から賀茂神に幣物と祭文とを奉ることが目的であることから、実はこの勅使こそが祭りの本当の主役なのだそうです🧐
馬の装飾がすごい!😳#葵祭
📷 #pentaxkp + #pentax_dfa150450 pic.twitter.com/1AeQsnuM12— ひ MarkⅢ (@strobelight2017) May 16, 2024
また、華やかな十二単を身にまとった斎王代はとても華やかで美しく見る人を魅了します。
その他にも紅、薄紅、萌黄、縹など鮮やかな伝統色が映え、私たちの目を楽しませてくれます!
昨日は葵祭を観てきました
平成最後の斎王代は、とても美しかった。
斎王代は平安時代、 賀茂祭(葵祭)に奉仕した未婚の内親王「斎王」にちなむ女人列の主役で、 昭和31年(1956年)の葵祭で創設されたそうです。
この子の お母さんも 1988年に斎王代を務め、昭和最後の斎王代でした。
とりあえず一枚 pic.twitter.com/deESwdbLkh— トトロ (@michitotoro) May 15, 2018
乗り物や道具
宮廷装束だけでなく、華やかな飾りつけをされた乗り物や道具にも注目してください。
藤の花で上品に装飾された牛車(ぎっしゃ)は、本列と斎王代列にそれぞれ1回ずつ登場します。
葵祭、牛車特集 pic.twitter.com/9FyNEa4wrd
— 寺本雅貴 才蔵@京都検定1級 (@saizou7365) May 15, 2024
斎王代列の牛車は葵・桂・桜などで飾り付けられており、花を揺らしながらゆっくりと進む牛車は他ではあまり見ることのできない光景です。
また、「風流傘」と呼ばれる赤や黄色などの牡丹・杜若で彩られた大きな傘もとても華やかで見応えがあります!
葵祭の風流傘。#写真撮ってる人と繋がりたい #写真の中の記憶 #ファインダー越しの私の世界 pic.twitter.com/cVNqJd9n54
— あしたがんばる。 (@ashita_ganbaru_) August 11, 2014
葵祭 風流傘 pic.twitter.com/Syq3FLCxnb
— トロン (@tron_tokyo) May 19, 2023
優雅な平安絵巻なさながらの「路頭の儀」は、まるで平安時代にタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
騎射流鏑馬神事(きしゃやぶさめしんじ)
【開催時間】13:00~15:30
【開催場所】下鴨神社
「騎射流鏑馬神事」とは、境内の糺の森に設けられた約400メートルの直線馬場の途中3カ所に的を立て、疾駆する馬上から的を射抜くという神事です。
武士の間で平安時代から鎌倉時代にかけて盛んだった騎射がルーツとなっており、昭和48年に下鴨神社式年遷宮の記念行事として復興し以来、毎年葵祭で神事として披露されます。
的に放った矢が的中すれば五穀豊作、諸願成就すると言い伝えられています。
馬を走らせながら的を射抜くという妙技は見応えがあり圧巻です!
京都三大祭りの一つ「#葵祭」の安全を願う「騎射 #流鏑馬(やぶさめ)神事」が3日、#下鴨神社(京都市左京区)でありました。土煙を上げながら疾走する馬から射手が矢を放つ様子は迫力があります。#流鏑馬神事
写真特集→https://t.co/mfdlz6gAWf pic.twitter.com/7xftJhKKmE— 毎日新聞大阪写真部 (@maiosakashashin) May 3, 2024
騎射流鏑馬神事に移動🏇
射手さん、的中🎯でガッツポーズ💪
気持ちわかる🤭 pic.twitter.com/gOb91DRLo6— やゆこ (@ygyr) May 3, 2024
2023/05/03 下賀茂神社 騎射流鏑馬神事
二番手 #私とニコンで見た世界 #light_nikon pic.twitter.com/EpGtZg7JK9— パイセン/九十九屋『烏』 (@_yata) May 31, 2023
賀茂競馬(かもくらべうま)
【開催時間】14:00頃競馳~
【開催場所】上賀茂神社
賀茂競馬は、舞楽装束を身にまとった乗尻が右方(うかた)と左方(さかた)に分かれて馬を走らせて、馬の速さを競います。
競馬のスタートは同時ではなく、1馬身の差をつけて2頭の馬を走らせてその差が広がれば先馬、縮まれば追馬の勝利というルールです。
トータルで左方の勝ち数が多い年は豊作になると言われています。
賀茂競馬は京都市の無形文化財に登録されていると共に、日本三大随筆のひとつとして有名な『徒然草』にも記載がされているのだとか!
地鳴りとともに疾走しながら競い合う2頭の馬の迫力に圧倒されます!
賀茂競馬930年記念おめでとうございます㊗️🏇🏇 pic.twitter.com/kPuFzMDZEj
— やゆこ (@ygyr) May 5, 2023
賀茂競馬 上賀茂神社 葵祭 pic.twitter.com/oXCa6cp1TK
— (一社)貝合貝覆文化協会 (@tomofujikaiooi) May 5, 2024
滋賀県近江八幡市の賀茂神社、本日の賀茂祭に行われる神事「足伏走馬」を拝観した。
京都上賀茂神社の賀茂競馬と同じく古式の競馬(くらべうま)の系譜を引き、現在の競馬の祖型と言われる。400mの直線馬場を7頭の馬が2頭ずつ疾走し、トーナメント方式でその速さを競う。騎手は平安の武官装束である。 pic.twitter.com/nwRl8YO0x3
— 幣束 (@goshuinchou) May 6, 2024
斎王代女人列御禊の儀(さいおうだいにょにんれつぎょけいのぎ)
【開催時間】10:30~
【開催場所】上賀茂神社 ※下鴨神社と1年交代でおこなわれます
斎王代女人列御禊の儀は、斎王代をはじめ女人列に参加する女性たちが境内を流れる御手洗川で身を清めて穢れを洗い流す神事です。
斎王代以下女人列一行は、神職の先導で境内の御手洗川のほとりへ行きます。
十二単姿の斎王代が童女4人を従えて御手洗川に両手を浸して身を清める様子は風雅で見ている人を虜にします。
明日4日は #葵祭 前儀の「斎王代御禊の儀」。十二単の斎王代(葵祭に奉仕していた斎王の代理)が #下鴨神社 で御禊(みそぎ)を行います。朝10時から見学可能。平安の絵巻物のような雅な女人列をご覧あれ ゜*。(・∀・)゜*。 #kyoto #京都 pic.twitter.com/o0hObpCYzc
— 【公式】京都市情報館 (@kyotocitykoho) May 3, 2017
明日5月4日に上賀茂神社で斎王代禊の儀(斎王代以下女人列御禊神事)が行われる予定です。斎王代が葵祭に先立って、ならの小川に両手をひたして身を祓い清めます。 #京都 #上賀茂神社 #斎王代禊の儀 #斎王代 https://t.co/1CN0if3eIW pic.twitter.com/iIZWMcpXm7
— 京都ガイド Kyoto Guide (@kyototravelinfo) May 3, 2018
歩射神事(ぶしゃしんじ)
【開催時間】11:00~
【開催場所】下鴨神社
歩射神事は、葵祭の沿道を弓矢を使って清める魔除けの神事で馬上から矢を射る流鏑馬に対し、歩射神事は地上で矢を射ます。
歩射神事では以下のが行われます。
「蟇目式(ひきしめ)」 ⇒ 弓の弦を引き鳴らす
「屋越式(やごしき)」 ⇒ 鏑矢を楼門の屋根を越えて飛ばす
「大的式(おおまとしき)」 ⇒ 大きな的を射る
「百々手式(ももてしき)」 ⇒ 連続で矢を射る
葵祭の無事を祈り行われます!
本日5月5日は歩射神事です。
賀茂祭(葵祭)の沿道をお祓いする神事で、鏑矢は楼門を越え、無事に斎行されました。#下鴨神社 #賀茂御祖神社 #京都 #賀茂祭 #葵祭 #歩射神事 #弓矢 pic.twitter.com/yfpUDX14IM— 下鴨神社 (@kamomioyajinja) May 5, 2024
下鴨神社歩射神事🏹 pic.twitter.com/pde49NJJmj
— やゆこ (@ygyr) May 5, 2024
葵祭2025の開催日程や開催場所
2025年三社祭の開催日は、5月15日(木)に開催されます。
開催日程や開催場所についてを簡単にまとめてみました。
葵祭 | |
日時 | 5月15日(木) ※悪天候の場合16 |
開催場所 | 京都御所・下鴨神社・上賀茂神社 |
住所 | 〒602-0811 京都府京都市上京区京都御苑内 |
マップ | |
住所 | 〒606-0807 京都府京都市左京区下鴨泉川町59 |
マップ | |
住所 | 〒603-8047 京都府京都市北区上賀茂本山339 |
マップ | |
問い合わせ先 | 075-213-0020 (公益社団法人京都市観光協会 観光活用課) |
公式サイト | https://ja.kyoto.travel |
他の記事では、葵祭2025の駐車場・交通規制場所についてを詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

まとめ
葵祭2025の開催日程や見どころについて詳しく紹介しました。
風情ある京都で行われる平安絵巻さながらの「路頭の儀」や前義など見どころ満載の葵祭。
気になった方はぜひ足を運んでみてください!
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