第160回直木賞に受賞した、真藤順丈さんの小説『宝島』が映画化されることになりました。
主演は俳優の妻夫木聡さんで、他にも豪華キャスト陣が登場するようです。
今回は『宝島』についてや公開日、出演するキャストたちの役にかける想いなどを紹介していきます!
「宝島」が映画化決定!
沖縄が米軍に統治された1952年から72年の日本復帰までを描いた真藤順丈さんの小説『宝島』が映画化されることが決定しました。
監督は「るろうに剣心」シリーズの「レジェンド&バタフライ」を手掛けた大友啓史さんが、原作に惚れこみ映像化を熱望し映画化に至ったそうです。
大友さんは次のようにコメントしています。
「時代はいつしか平成から令和に変わったけれど、それでも私たちが記憶の底で、遺伝子の隅々まで忘れてはいけない物語が確実に存在する。戦後の沖縄を舞台に描かれる『宝島』は、まさにそんな類の物語だ。蛮勇にも近いこの冒険に集まってくれた俳優・スタッフたちと力を合わせ、多くの人に希望と勇気を感じていただけるような、そんな作品を粘り強く作りあげたい」
戦後まだ沖縄が米軍の統治下にあった時代、沖縄の人々はどう生きてきたのか忘れてはいけない歴史が描かれているのかもしれません。
また、今作はハリウッドの「LUKA Productions International」とも共同制作しており、とてもスケールの大きな作品で今後海外展開も視野にあるようです。
「宝島」 詳細
概要
「宝島」は小説家である真藤順丈さんによる小説で、2018年6月21日に講談社にて出版されました。
作者の真藤さんは、「この小説で世界を変えるつもりで書いた」と語っており、第160回直木賞、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞と3つの賞を受賞しています。
沖縄が米軍に統治された1952年から72年の日本復帰までを描いた作品です。
あらすじ
1952年の戦後沖縄で、米軍基地に忍び込んで物資を奪う「戦果アギヤー」と呼ばれ活躍していた若者たちがいました。その中でも、いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼馴染のオンちゃん、グスク、レイ、ヤマコ。
戦果アギヤーのリーダーであるオンちゃんは、沖縄に勇気を与え続け「伝説」と呼ばれていた。
しかし、オンちゃんは極東最大の軍事基地「キャンプ・カデナ」に忍び込んだ夜、オンちゃんは「予定外の戦果」を手に入れ失踪。
後に残されたオンちゃんの親友グスクは警官、オンちゃんの弟レイはアンダーグラウンドを転々とするテロリスト、オンちゃんに好意を寄せていたヤマコは教師になり、それぞれの人生を懸命に生きる。
なぜオンちゃんは失踪したのか?「予定外の戦果」とは?オンちゃんの失踪の謎に迫る…。
出演キャストプロフィール
妻夫木聡
名前 | 妻夫木 聡 (つまぶき さとし) |
生年月日 | 1980年12月13日 |
年齢 | 43歳 |
出身地 | 神奈川県 |
失踪したリーダーオンの親友である「グスク」を演じます。
●役にかける想い
みんなの言葉にならない声を芝居に変えて伝えていくことが、この作品に導かれた僕の使命だと思っています。今を生きる私たちがどうあるべきか、どう生きていくのか、一緒に考えていきたい。映画という枠を超えて一つになれる、この映画にはその力があると信じています。
広瀬すず
名前 | 広瀬 すず (ひろせ すず) |
生年月日 | 1998年6月19日 |
年齢 | 25歳 |
出身地 | 静岡県 |
オンの恋人「ヤマコ」を演じます。
●役にかける想い
クランクインの前に監督が「この作品では太陽でいてほしい」とおっしゃってくださったのがストレートに自分に届き、ヤマコはみんなの希望になっていいんだと、全力で演じたいと思いました。
窪田正孝
本名 | 窪田 正孝 (くぼた まさたか) |
生年月日 | 1988年8月6日 |
年齢 | 35歳 |
出身地 | 神奈川県 |
オンの弟「レイ」を演じます。
●役にかける想い
脚本の壮大さに驚き、とてつもない大作になると確信した一方、戦争という暴力で蝕まれた琉球の魂の癒やしに、この映画が少しでも繋がっていくことを深く願っています。
永山瑛太
本名 | 永山 瑛太 (ながやま えいた) |
生年月日 | 1982年12月13日 |
年齢 | 41歳 |
出身地 | 東京都 |
戦果アギヤーの英雄「オン」を演じます。
●役にかける想い
昨今の生きづらさみたいなものや、どこにぶつけたらいいか分からない熱量のようなものを、この『宝島』のオンを通して全身全霊で出し切りたいと思います。
公開日はいつ?
「宝島」の公開日は、今現在の情報では2025年に公開ということしかわかっていません。
2024年2月に沖縄でクランクインして、約2カ月間に及ぶ沖縄での撮影を終了。
現在は、関東や和歌山県などで大規模なクライマックスシーンの撮影に入っているようで、6月にクランクアップを予定しているそうです。
まだ詳しい日にちは決まっていませんが、今から公開が待ち遠しいですね!
まとめ
戦後の米軍の統治下にあった沖縄を描いた「宝島」。
「宝島」を読んだ読者は、原作に負けないぐらいの映画になってほしいと期待している声もありました。
出演者や大友監督それぞれの想いでつくりあげる「宝島」はいったいどのような作品になるのか楽しみですね!!
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